無痛内視鏡の胃・大腸がんドックQ&A

無痛内視鏡による胃がん・大腸がんドックに関する疑問、よくあるご質問にお答え致します。
がんドックや内視鏡検査について知って頂き、少しでも不安を取り除く事ができれば幸いです。

こちらに掲載のないもの、ご不明な点などが御座いましたらお問合わせください。

胃・大腸がんドックに関する質問とその回答

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胃内視鏡で生検するのはなんのためですか?

私のクリニックでは、開設以来16年間で胃内視鏡を2万件以上、大腸内視鏡を1万件以上おこないました。胃化生性病変はガンではないが、放置するとガン化する可能性があります。

胃化生性病変はいずれも自覚症状が無いか、あっても軽微な方です。胃化生性病変は慢性胃炎が進展して発生するものです。胃がんの発がん形式は、慢性胃炎→慢性委縮性胃炎→慢性化生性胃炎→慢性胃異型性胃炎屋→胃がん発がんと言われています。

従って、慢性化生性胃炎は胃がんの一歩手前であるといえます、内視鏡検査時にインジゴ(藍色の色素で人体に無害)染色すると肉眼的に正常の胃粘膜でも病変が現れてきます。その病変を生体検査すると病理診断で化生性病変が認められることがあります。上記の化生性病変はすべてインジゴ染色後の生体検査の病理診断によって発見されました。異型性病変に対して粘膜切除する場合があります。

私の胃がん予防に対する考え方は、食事療法や禁煙も重要ですが、胃内視鏡検査で積極的に生体検査をおこない、病理診断で胃異型性病変を発見し必要に応じて粘膜切除する事だと考えます。

小さな大腸ポリープは取らなくても良いと聞きますが?

5mm 以下のポリープは放置して良いと主張する専門家もいますが、まだ専門医学会の統一見解ではありません。私は、5mm 以下の小さなポリープでも切除すべきと考えています。

その根拠は?

ポリープには全くの良牲からガンになるまで5段階のグループ分類があり、グループ1と2は心配無用ですが、グループ3は放置するとやがて悪性のガン(グループ4は前がん、5はガン)になる可能性があります。私の経験では、5mm 以下のポリープのうち約40%がグループ3でした。またごく稀ですが、5mm のポリープにがん網胞が見つかったことがあります。従って私は、ガンの予防のために 5mm 以下のポリープでも切除した方が良いと考えます。

大腸内視鏡検査の後お腹が張るのは何故ですか?

大腸は沢山のひだを持つ数mmの薄い膜でできた1.5~2mの管です。盲腸まで迅速に内視鏡を入れるために、最初はなるべく空気を入れずにスコープを挿入します。盲腸に達すると(約5分)スコープをゆっくり引きながら観察しますが、その時は空気を充分に入れてひだとひだの間の早期がんやポリープを見逃さないようにします。5mm 以下のポリープを切除するときは空気を抜いて鉗子の把握を容易にするなど、空気は入れたり出したりしながら終了するのですが、どうしても多少の空気が残ります。トイレなどでどんどん出せば楽になります。最近は窒素ガスを使用しているので吸収が早く、以前ほどの苦痛は軽減されました。

無痛内視鏡とは、麻酔で無痛にするのですか?

麻酔薬ではなく、鎮静剤を使用するので麻酔ではありません。意識が完全消失するのではなく、体位変換時に声を掛けると自分で動く程度の意識レベルです。だから、少し、痛みが加わると顔をしかめたり声が出ます。基本的には、内視鏡の挿入技術が無痛にするのです。気がついたら終わっていたというのがほとんどの患者様の感想です

内視鏡の挿入技術があれば鎮静剤は不要では?

確かに不要かもしれません。しかし、大腸は胃と違って折れ曲がりが強いため、硬いスコープがヘアピンカーブのような折れ曲がりを通過するときに、患者様が緊張すると痛みが生じます。胃内視鏡では、内視鏡を飲むという恐怖感で食遺入口部が緊張してスコープの挿入が困難になります。鎮静剤は、患者様の検査に対する恐怖心や緊張を和らげるので、検査を短時間で快適に終わらせることが出来るのです。

検査が終了してからすぐ診察や説明がないのはどうしてですか?

鎮静剤の影響が残っているうちに診察や説明をすると、後でその内容を忘れてしまうことがあります。そこで、1時間位休んでいただくのです。

ドックで、はじめから内視鏡を行なう理由は?

他の医療機関のドックでは、内視鏡は含まれません。しかし、レントゲン撮影は関節診断であること、撮影で多量のレントゲンを浴びること、検査後バリウムが詰まって便秘になること、レントゲンで異常(がんの疑いやポリープ)が見つかったら内視鏡検査が必要になる等の理由で、苦痛が無ければドックでも初めから内視鏡検査をしたいという患者様の要望が多いのです。私は内視鏡の専門医として5万件以上の内視鏡の経験から、内視鏡の診断と治療が同時に出来る利便性を理解していますので、無痛内視鏡により胃と大腸を同時に検査することで患者様の声に応えたいと考えました。

内視鏡による感染が問題になっていますが?

当院では、なるべく事前に感染症のチェックを行なっています。内視鏡検査終了毎に、自動洗浄機によりウイルスを含む細菌のすべて除菌可能な洗浄剤を用いて完全除菌します

他のドックとの違いは?

通常のドックでは、胃バリウム撮影とドックで1日、異常が見つかると精密検査の胃内視鏡で1日、大腸内視鏡で1日、ポリープが見つかってもそこで終了。後日ポリープ切除で1日、入院させる場合もあるので、最低3~4日以上と多大な追加料金が必要です。当クリニックの提案するこのドックでは、ドックと精密検査と治療を、1日でしかも低料金で安全かつ快適に行なうことができます。患者様の時間と費用を大幅に短縮節減したのです。

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