サプリメントの機能性表示

平成27年4月から国がサプリメントの機能性表示をスタートします。機能性表示とは、米国で2007年にFDA(米国厚生省)が開始した制度で、科学的根拠があるサプリメントは機能を表示することで消費者に品質を訴求することができます。米国では、それをきっかけに、品質の良いサプリメントが生き残り悪いサプリメントが淘汰されて、結果的に市場が数倍になったそうです。アベノミクスの取り組みとして国を挙げてこの制度を取り込んだのです。では、我が国では来年4月からどれくらいのサプリメント業者が手を上げるのでしょうか。業界に詳しい関係者に聞くと、今のところ、手を上げる準備をしているのは製薬企業2社と食品大手企業1社だそうです。サプリメント業者の数は、千社を軽く超えると思われますが、ほとんどの業者が手を上げない理由は何だと思いますか。大手企業で参入しているだけで数十社は下らない筈です。大手企業なら科学的根拠を持っている筈です。それが手を上げないとは理解に苦しみます。手を上げられない理由があるからなのでしょう。機能性表示は、企業の責任で表示するのですが、システマテイックレビューをおこなわなければいけません。しかも、その過程はすべて消費者庁のHPに公表されるのです。どういう素材を使用しているかも含めて公表しなければなりません。コラーゲンを例にすると、大手企業でも魚コラーゲンと言いながら、ウロコを素材にしている企業が大多数です。パッケージには魚コラーゲンと表記していますが、それをウロコと公表しなけれ行けなくなります。しかも中国で養殖しているテイラピアのウロコを使用していることも。これは、今まで消費者を騙してきたことが分かってしまいます。32年ぶりに陳謝した朝日新聞のようになるわけです。コラーゲンに限らず他のサプリメントも同様です。まずは、お手並み拝見というところでしょうか。

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