血管老化抑制特許出願 その2

血管内部のコラーゲンが老化すると老化コラーゲンとなり、繊維化します。繊維化したコラーゲンは疲弊した内膜を突き破り内腹腔に突出します。突出したコラーゲンに血液中の余分なコレステロールや血小板が内壁にまきついてプラーク(繊維性班)を形成します。プラークは内腔を狭くする(狭窄)だけでなくこびりついたプラークがはがれて飛ぶとその先にある血管に詰まり、脳だと脳梗塞、心臓だと心筋梗塞という恐ろしい病気に発展します。

人は加齢とともに体内コラーゲン合成が低下します。体内の蛋白質の三分の一はコラーゲンです。コラーゲンは結合組織として体内の重要な組織(皮膚、骨、軟骨、靱帯、腱、血管、内臓、神経)に存在します。新鮮なコラーゲンの供給が低下すると血管内のコラーゲンが老化するのです。それだけではありません。全身のコラーゲンが老化するのです。老化とはコラーゲンの老化に置き換えることができるでしょう。

だから動脈硬化は加齢現象であり、この進行を食い止めるのは困難だとされました。
私の患者を診ていて思うことは、現在ある医薬品で動脈硬化を改善することは期待できないのが現実だということです。降圧薬は血管の抵抗を減弱させて血圧を下げます。高脂質血症薬は血中の脂質を改善します。血小板凝固抑制剤は血液がサラサラになるようにして血液の流れを改善します。それらはいずれも間接的な作用で血管そのものに作用してプラークを改善するものではありません。
だから私の患者できちんと治療しているにも関わらず動脈硬化が進行しているのです。

2008年8月に投稿した新日本橋石井クリニックの記事一覧

ページ先頭に戻る

TEL:0120-104-793人間ドックのご相談・お申込みはこちら