何故私がガン予防的治療をはじめたのか

なぜ数年前からガンの予防的治療をはじめることになったか、
その経緯について触れたいと思います。

私の患者で、開業以来生活習慣病のため通院している患者の方がいます。

ある日、大腸内視鏡を受けていただくと、
大腸の横行結腸に35mmの隆起性病変が見つかったので
内視鏡で日帰り切除し、帰りました。

その後、病理検査で早期大腸ガンと判明したのでその旨を伝えました。
「早期なので転移の心配もありませんよ」と言うと、
その時は喜んで笑っていました。

ところが2週間後(毎月2回通院していた)の来院時、
彼の全身の毛髪が抜け落ちているのを見て驚きました。

「どうしたんですか?」と尋ねると、彼は「少しショックで…」と答えました。

彼曰く、定年退職のこともあり家庭内で悩みもあったが
告知はそれに追い討ちをかけられた、とのこと。

私は大変ショックを受けました。
早期ガンと言っても、患者にとってガンに違いはないのだ。
私は今まで早期ガンを発見することに生きがいを見出していたが
それは間違っていたのではないか?

患者が望むことは早期ガンを発見してもらうことより
ガンにならないようにしてもらうことなのではないか?
そう考えるに至ったのです。

それ以来、私はガンの予防的治療に専心することになったのです。

胃ガンは慢性胃炎を治療すれば良い。
大腸ガンはポリープを切除すればよい。
すい臓ガンは膵炎を完治させれば良い。

この話には後日談があります。

前述の患者がショックのあまり全身の体毛が抜けたことについて、
責任を感じた私は市販の育毛剤を薦めました。

ところが、3ヵ月たっても髪の毛1本も生えません。
「どうしたよいだろうか?」と迷った私に、あることが閃きました。

それは、その時に研究していたコラーゲン・サプリメントです。
皆様にも誠に興味深い話だと思うので、次回以降でご紹介します。

2007年9月に投稿した新日本橋石井クリニックの記事一覧

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